千葉県いすみ市の「トウキョウサンショウウオ」を守る会のホームページです。
「トウキョウサンショウウオ」とは、日本固有の両生類で、体長は8~13cmくらいです。繁殖期は1~4月で、メスは1回の産卵で一対の卵のうを産み、その中には50~120個の卵は入っています。孵化した幼生は水中で生活しますが、夏から秋までに変態して陸に上がり、その後は3~5年で大人になります。
「特定第二種国内希少野生動植物種」に指定され、販売・頒布に係る捕獲、譲渡するなどの行為が禁止されています。(環境省HPより)
トンボ沼には、昔からあまり環境汚染の影響を受けなかったので、様々な生物が生息しています。その中には、絶滅に近い生物もおり、よく観察すると思わぬ発見もあります。
生息場所
丘陵地の森林に生息し、繁殖期にだけ山ぎわの田んぼや湿地、池、水路などの小規模な止水域(流れのない水辺)にやってきます。繁殖期以外はほとんど見ることができません。
福島県、茨城県、栃木県、千葉県、埼玉県、東京都及び 神奈川県の計 7 都県に分布しています
少なくなった理由
里地里山の荒廃、耕作放棄地の増加に伴う産卵場所の消失、乾燥化や外来種(アライグマ、アメリカザリガニ等)による捕食。住宅地や道路、ゴルフ場などの開発の影響や販売目的の卵のうや成体の採集などによって減ってしまったと考えられています。
守るための取り組み
地方自治体、地域の団体や学校、ボランティア、民間企業などにより、
以下のような取り組みがされています。
◇卵のう数のカウントによる生息状況調査
◇繁殖場所の環境整備(里山環境の保全など)
◇外来種(アライグマ、アメリカザリガニ)の駆除作業
◇観察会の実施
◇生息域外での系統保存(里親制度など)
また、一部の市町村では条例によりトウキョウサンショウウオの捕獲
などが規制されています。
◇市町村指定天然記念物:栃木県宇都宮市(戸祭山緑地のトウキョウサンショウウオ個体群及びその生息地)、栃木県佐野市(奈良渕町のトウキョウサンショウウオ)、東京都日の出町(いずれも 2020 年時点)
*****環境省ホームページより*****
【役員一覧】
顧問
淺井 治夫
会長
池田 宗佑
副会長
淺井 友陽
広報
淺井 美結
池田 咲良
【トウキョウサンショウウオとは】
トウキョウサンショウウオとは、環境省と東京都の絶滅危惧種に指定されている両生類です。
オオサンショウウオとは違って全長は8~13cm程度で、尾は左右に平たく、オスよりメスの方が大きいです。
山間の水田や湧き水の溜まった水溜りと、周囲の林床が繁殖や生活の場所です。